9/26(木)13:00~、城西大学 東京紀尾井町キャンパスにて、ヒアルロン酸機能性研究会 第5回学術大会が行われました。
ヒアルロン酸は化粧品原料としても認知度が高い原料の一つですが、医薬品、食品にも応用され、皮膚再生医療や美容医療にも使われています。
今回の講演のテーマは、以下でした。
①医薬品、化粧品、食品素材としてのヒアルロン酸とSociety5.0について
②健康食品の機能と表示
③特許トレンドから見るヒアルロン酸の産業利用
④経口摂取されたヒアルロン酸の消化管吸収評価
⑤高分子ヒアルロン酸を皮膚(真皮)中に送達するための皮膚適用製剤の設計
⑥ヒアルロン酸を主成分とする皮膚再生医療製品の開発
⑦美容医療におけるヒアルロン酸注入の実際
⑤について:ヒアルロン酸は高分子のため、皮膚中に送達するのは困難ですが、ヒアルロン酸とカチオン性化合物を混合してヒアルロン酸ナノ粒子を調製することにより、効率的に皮膚中に送達できることを見出した、ということです。この技術は、某化粧品会社の新製品に応用されるということです。