日本化粧品工業会より、7/30に「ブチルパラベンの安全性再評価の実施依頼について」という通達が出されました。概要は以下になります。
防腐剤として使用されるブチルパラベンについて、EUの安全性評価における情報更新がなされた。
・経皮吸収率が以前の評価における3.7%から50%に変更された
上記の変更を考慮した場合、日本の化粧品基準の上限(1.0%)に近い濃度でブチルパラベンを使用した際に、一部の製品あるいは複数製品に配合した場合において安全性が確保できなくなる場合も想定される。最終製品の安全性評価を各社で実施していただきたい。
なお、国内においては、パラベン類の配合上限は「パラベン類として合計1.0%まで」とされている。
EUにおいては、「ブチル、プロピルパラベン類の合計量として最大0.14%(酸として)、パラベン類の合計量として最大0.8%、ただしブチル及びプロピルパラベン類の合計量は0.14%を超えない。3歳未満の子供のオムツ部分への使用を想定した洗い流さないタイプの製品には使用しない。」とされている。
ご不明な点があればお問い合わせください。